すっかり桜の花びらも散ってしまいましたが、毎年4月上旬は日本各地で桜が満開になりどこの行楽地でも花見客で賑わいます。一方で、街中にはマスクを手放せない方も多く見かけます。花粉症ですね。

ご存知の通り花粉症はアレルギーの一種でして、体内の「免疫」のバランスが崩れることにより発生することが知られています。この免疫力を司るのが血液中に含まれる白血球で、その数1兆個以上、さらに約70%が腸管、特に大腸粘膜に集まっていると言われています。このような免疫細胞を活性化するのが「腸内細菌」です。つまり、免疫力を高めるには腸内細菌の数と種類を増やせば良いのです。

腸は消化・吸収・排泄だけでなく、ヒトの免疫力の大半を担っているのです。さらに驚くことに、「幸せホルモン」として知られるセロトニンの約95%が腸で作られていて、このホルモンが十分に存在すると心は安定し幸福感を感じるそうです(逆に不足すると鬱な気分になります)。腸が「第2の脳」と言われる所以ですね。

まさに腸は身体と精神の健康を支えているのです。

「健康的に美しく」