2018/05/02 07:31

前回(4月28日)の記事ではファスティングの概要を実例と共に説明しました。では、このような効果はどのようなメカニズムにより得られるのでしょうか?今回は、ファスティングの狙いと効果を個別に掘り下げていきます。

<ファスティングの狙いと効果>
1.摂食の見直しにより消化酵素を節約する
2.腸の汚れを解消する
3.腸内細菌のバランスを維持する
4.活性酸素を減らす

1.現在の食生活では消化酵素が必要以上に消費され、代謝酵素がその機能を十分に発揮できない状態に陥りがちです。そこで、食事の摂り方を見直して消化酵素の消費を可能な限り抑えることにより、脂肪燃焼や血糖値を下げるといった代謝酵素の機能が向上(活性化)します。

2.腸の消化機能の改善につながり、ひいては滞留物に含まれるたんぱく質や脂肪がスムーズに体外に排出されるため、体内脂肪の蓄積を防ぐことができます。さらに、腸内がきれいになると、肩こり・肌荒れ・シミの解消、大腸がんや糖尿病などの予防にもつながります。

3.ストレスや食生活の乱れなどにより発生する悪玉菌が腸内に多く存在する場合、腸の働きが低下します。そこで、腸内に善玉菌優位の状態を作ることにより(腸内環境が改善され)、体内の血液が浄化され、その結果、体内の代謝や循環状態が改善します。

4.体内に活性酸素が増えると、細胞膜の酸化によりその透過性が低下し、細胞活動が低下します。そこで、活性酸素の発生を抑えることにより、①基礎代謝が向上して消費カロリーが多くなる、②脂肪を血液に乗せて体外に排出する機能が向上するため、体内脂肪が減少します。さらに、活性酸素の発生を抑えることにより、免疫力の向上、老化の防止にもつながります

いかがでしたでしょうか?前回と合わせてファスティングの概要から効果とメカニズムまでを一通りご紹介しました。何事もそうですが、ファスティングもやはり無理のない範囲で継続して実践することが大切です。

「健康的に美しく」

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