2018/05/16 20:31

<そもそもトランス脂肪酸って??>
トランス脂肪酸は、酸化による劣化がしにくい飽和脂肪酸を工業的に製造する過程で副産物として発生します。そのため、飽和脂肪酸を原料とする次の食品に多く含まれています。
・マーガリン、ショートニング
・ファーストフードやコンビニ食

<健康と美肌を脅かす!>
WHO/FAOの報告書によると、トランス脂肪酸は血液内の悪玉コレステロール (LDL)を増やし、善玉コレステロール(HDL)を減らすため、飽和脂肪酸よりも、血液を動脈硬化の原因となる状態(脂質が多く血液がドロドロになりやすい)に変化させると報告されています。また、心筋梗塞などの心疾患のリスクを高めるとも言われています。美容の面では、トランス脂肪酸は、体調不良などによりデトックスが正常に行なわれない場合、ニキビや吹き出物の原因にもなります。さらに、活性酸素を発生するためお肌の「シワ」や「たるみ」を促進し、メラニン色素も増加させるため「シミ」や「くすみ」の原因にもなります。

<身体だけでなく精神への影響も!!>
一方、米国の大学による研究では、1,000人近い男女を対象に、彼らの精神的安定性、自己分析による性格などと、彼らが日々摂取するトランス脂肪酸量との関係性を調査しました。その結果、トランス脂肪酸の摂取量が多い人ほど「攻撃的で怒りやすい」性格であることが判明しています。

アジアでは欧米に比べてトランス脂肪酸の摂取量が少ないと言われており、過剰に摂らない限り健康への影響は少ないと考えられています。しかしながら、食生活は既に欧米化が進んでおり、トランス脂肪酸を多く含むコンビニ食やファーストフードなどは毎日の食事に欠かすことができなくなっています。健康と美容を守るために我々に出来るのは、日々の食事の質をあらためて見つめ直し、可能な限り取捨選択することではないでしょうか?

「健康的に美しく」

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